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CACTUS HANDBOOK / NORIAKI YAMAMOTO

2019.02.16

かつて日本でも一大ブームとなったサボテン趣味。現在でも、知らない人はいないほどメジャーな園芸ジャンルです。しかし、その生態については、実はあまり良く知られていない、という不思議な植物でもあります。本書は、そんなサボテンの詳しい生態解説と、原産地主義にこだわったサボテン図鑑で構成される本です。

図鑑では原種約300種を紹介。栽培法はもちろん、中南米の自生地紹介、そして、サボテン文化に関するコラムまで網羅しています。

近年、日本では”サボテン&多肉植物”というセットで紹介される本がほとんどでしたが、久しぶりのサボテンのみを扱う本となります。

著者は、園芸家の山本規詔氏。数々の植物園を渡り歩き、その栽培技術の高さから一目を置かれるエキスパートです。在職中は「自分で満足できる手入れが出来ない」との理由からサボテン栽培の一切を断ち、情報収集に専念していましたが、フリーランスとなってからは、たった数年で1,000種を超えるコレクションを築きあげました。栽培室には産地情報のあるフィールドナンバー付き種子からの実生苗がひしめいています。図鑑ページにはこうした産地情報もしっかりと記載してあります。

本書はSTRAIGHT企画制作にて「ブロメリアハンドブック」、「食虫植物ハンドブック」とリリースしてきた一般書店向け書籍「ハンドブックシリーズ」の第3弾となります。

(株)双葉社から発行され、全国の書店にて販売されます。

発売は4月3日を予定しております。

01 ブロメリアハンドブック / 著・藤川史雄(好評発売中)
02 食虫植物ハンドブック / 著・土居寛文(好評発売中)
03 カクタスハンドブック / 著・山本規詔(4月3日発売予定)

山本規詔(やまもと のりあき)
愛知県生まれ。小学生時代に手にしたサボテンがきっかけで植物栽培に目覚める。名古屋市東山植物園、ユニトピアささやま花の植物館などに勤務したのち、安城市のデンパークに移籍。植物の導入育成から植栽ディスプレイにいたるまで、総合的な装飾園芸のエキスパートとしての腕を振るう。これまで栽培した植物は数万種を超え、フリーとなった今でも毎年100種以上の種子を播き続ける生粋の園芸マニア。